キスヲタ主婦のドバイ日記

2021-中東ドバイで駐在中。夫と娘と暮らしています。

イスラム教とラマダン

こんにちは☺️

 

アラブ首長国連邦の国教はイスラム教である。日本人にとってイスラム教は馴染みがない。イスラム教について知りたいなと思った矢先、日本の絵本屋さんで見つけた1冊の本。初心者にはおすすめしたい一冊である。

さくさくと読めた

イスラム教やテロ、難民問題など、イスラム教に改宗した東京ジャーミィの案内人下山茂さんが丁寧に教えてくれる。

 

ここからは私が実際に住んでみて感じた事を書いてみようと思う。

 

【お祈り】

イスラム教徒は毎日5回のお祈りをする。同じ時間かと思いきや毎日少しずつ違う時間なのだ。モスクはもちろんショッピングモールでもお祈りの時間になるとアザーンが流れる。基本的にお祈りは男女別のモスク(モールにも必ずある)で行われるが、公園や外で行う人もいるので決して邪魔をしてはいけない。

 

【服装】

イスラム女性はアバヤと呼ばれる布で全身を覆っている。これにも種類があって、目まで覆う人や顔と髪の毛だけの人など個人の判断に任されている。実際にイスラム教のママ友はアバヤを着てる人もいればきてない人もいる。アバヤなど全身を覆ったり、顔が見えない衣服を着る事は人権侵害だという人がいるが決してそうではない。照りつける日差しから体や目を守ったり、犯罪から身を守るため体のラインが出ないよう着用するという歴史があるのだ。外国人である我々がアバヤを着ることはモスク見学くらいであるが、店舗を外から見てみるととても綺麗でデザインも豊富で欲しくなる。

 

【金曜日】

金曜日はイスラム教にとって特別な日である。12時に集団礼拝することが義務付けられているためなのだとか。そのため全ての学校は12時に終了。ドバイ中の学校が一斉に終わるため何が起こるか。「交通渋滞」である。これは本当に深刻。モスクへ向かう人、学校や会社帰りの人で道路は混雑。そこで私は子どもを学校に送り届けた後そのまま学校のカフェテリアに居座り、早目に迎えに行く(11;30からお迎え可能)ことで渋滞を少しだけ回避している。

 

【ラマダン】

ラマダン=断食と捉えている人が多いが、断食はラマダン期間に行われるうちの1つにすぎない。他には他人に優しくする、人に分け与える、寄付するなどコーランの教えに沿って信仰心を高める期間なのだ(モスク見学案内人の解説より)。ラマダンの期間は私たち外国人はどう過ごすのか。渡航前は「皆が公の場で水分補給、食事をせずに、長袖長ズボンを着用して露出を避けている」と思っていたが実際は違った。ほぼビキニでランニングしている人や、コーヒーを片手に歩いている人がいたのだ。「人それぞれ」なのだろうかと疑問に思う。私は公の場では飲んだり食べたりしないし、UNIQLOのUVカットパーカーを着て肌を覆うことにしている。(3月は既に暑い)ご飯をテイクアウトしたい場合は店員さんに中身の見えない袋に入れて貰えばOK。レストランやカフェは通常通り営業しているので問題ない。

 

ラマダンは“お祭り“のようなもの。コーヒーチェーンではラマダン限定の紙コップが使用されたり、ラマダン雑貨やラマダンアフタヌーンティーなど色々な楽しみ方がある。

日没後にとる食事を「イフタール」は有名ホテルなど開催されており、私たちも気軽に参加できるので今年こそは経験してみたい。

 

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